太陽光発電のメンテナンスではケーブルも注意

太陽光発電は、政府の補助もあり、電気を売ることができるとして、一気に普及しました。

その結果、多くの大規模な発電施設ができたり、家庭用として屋根の上に設置されるようになっています。このような太陽光発電設備は、ある程度の耐久性を持たせていますが、長く使用し続けることは困難とも言えます。発電した電気を売るためにも、効率よく発電するためにもメンテナンスは必要不可欠なのです。そこで、メンテナンスと言われて、パネルを交換することは容易にイメージできますが、ケーブルの劣化や交換にまで考えが及ぶことが少ないものです。

実際にダメージが蓄積されるのは、パネルだけではなく、電気を流すケーブルにも及んできます。電気を発電するだけでなく、それを事業者に買ってもらってこそ初めて再生可能エネルギーの発電の意味が出てくるからです。安全面を考えれば、パネルよりもケーブルのケアをしっかりと行っていくことが重要です。電気を流す配線が悪くなっていれば、発電した電気を売ることができなだけでなく、漏電による発火などを招きかねません。

発電した電気を販売することができないだけであれば、個人の損失で済むかもしれません。しかし、発火による火事などが起こってしまえば、それは個人の損害だけでは済まなくなる危険性もあるからです。このような観点から、太陽光発電を行っている場合には、沢山の機器に対する保守管理が大切になります。保守管理は、持ち主の責任です。自分が持っている設備がある場合には、日頃から気を付けてチェックをしておくことで、普段との異変を早期に見つけて対応することができるようになります。