配線ダクトは金属素材の他、硬質な素材を採用している製品が多く、軽くて丈夫な使い心地を実現しています。
硬質の配線ダクトは樹脂製で、硬いのに軽くて耐久性も兼ね備えているのが特徴です。また、カッターを使ったカットに対応していますから、硬質であっても十分な加工性があります。配線ダクトの導入を検討する時は、製品に何を求めるかを考え、そして選ぶことがポイントとなります。加工を前提とした配線ダクトの選択であれば、硬質で好きな長さに切って使える樹脂製が狙い目です。樹脂といっても燃えにくい素材が使われているので、安全面に考慮したい場合でも安心です。
更に、自己消火性を有している製品なら、被害拡大を防ぐ働きにも期待できます。しかし、一般製品は屋外で使うことが想定されていないので、屋内や直射日光の当たらない部屋で使用するのが基本です。硬質の配線ダクトを導入するなら、専用のカッターも合わせて導入して使用を行うのが賢明です。
普通のカッターだと刃が入りにくく、しかも強い力を掛ける必要があるので作業性が低下します。これは硬い素材特有の問題ですが、カッターの導入を行えば気持ち良く、それから後処理不要で直ぐに敷設できます。本格的な製品だと価格はそれなりにしますが、切れ味がいまいちだと結局は意味がないので、やはり加工しやすいカッターを選ぶことが大切です。のこぎりでも切れますが、いずれにしても工具がないと加工が難しい製品は、逆にいえば強度が高くケーブルの保護に役立ちます。
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