配線ダクトを塗装するには下準備とコツが必要です

購入した配線ダクトの色が室内空間にマッチせずに、塗装を施すことを考えた場合、下準備を十分に行うことは肝心です。

手塗りでの方法では綺麗に施すことができないことが多く、刷毛のムラが出てしまいます。カラースプレーを用いることで綺麗にできますが、その際には下準備として養生を行うことが必要です。養生作業は比較的簡単です。不用なビニールシートや新聞紙などがあれば、作業を行うスペースに敷き詰めます。

次に台となる物を用意することで作業を簡単にできます。台は床面からある程度の高さを維持できるものであれば多くの物を代用することができ、例えばレンガやブロック、倒れなければ空き缶でも代用可能です。配線ダクトは金属製とプラスチック製が販売されていますが、どちらの素材でも配線ダクトの塗装前には下塗りを行うことが最適です。

下塗り専用のスプレーを購入して最初に吹き掛けておき、乾燥を待ってからカラースプレーを用いる工程が基本になります。下塗りをした際に、目立った凹凸があればサンドペーパーを掛ける方法で綺麗に下処理を済ませることができます。このケースでは再度下塗りスプレーを掛けることで綺麗に仕上がります。カラースプレーはコツというものがあり、配線ダクトに対して20センチ以上の間を空けて吹き掛けることが必要です。塗装を1度で済ませる方法ではなく、2回や3回程度に分けて塗料が垂れてしまうことが無いように塗り重ねる方法で綺麗な塗膜を作り出すことに成功します。後はお好みに合わせてクリアラッカーを用いて艶を出したり、逆に艶消しクリアーを用いて艶消しにする方法もあります。