本題に入る前に、lanケーブルのカテゴリーから説明していきます。
lanとは通信機器を結ぶ総体をいいますので、当然通信に要する速度が問題になってきます。ケーブルは対応する通信速度に応じて種類分けされています。それをカテゴリーといいます。現在は、主に3種類のカテゴリーに分けられ、カテゴリー5・カテゴリー6・カテゴリー7となっています。数字の値が大きいほど通信速度が速くなります。カテゴリー7のケーブルが圧倒的に早く、主に遅延があってはいけないオンラインゲームなどの時に使用されます。
カテゴリー5,6は、ほぼ同じで一般家庭であれば問題のない速度を保障します。形状は、3つのタイプに分けられスタンダード(丸いケーブル)、フラット(厚さ1.5mm程度)、極細(丸く細いケーブル)となっています。スタンダードのものは、単線7本からなり通信速度が最も早く頑丈にできています。したがって、オンラインゲームや屋外配線用として使われます。
フラットと極細は、一般家庭向きのlanケーブルと考えていいでしょう。曲げやすいなどの取り回しがいいので、ループを取って配線をしなければならないような部屋の配置などに適したlanケーブルと言えます。最近は、カテゴリー7のものも出回っておりますが6か5のもので十分使用に耐えます。lanケーブルを用いた有線lanにするか、それとも配線作業等のない無線lanにするか悩むところです。ただ、通信速度と通信の安定性は有線lanに軍配が上がると考えて差し支えありません。
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